ゴールドカードの中には20代の方のみが作れるヤングゴールドカードというカードが存在します。主に新社会人向けだと言えますが、年齢制限をクリアしていれば学生の方でも申し込み可能です。
ヤングゴールドカードの特徴は、
- 誰が見てもゴールドカードであること(自慢できる)。
- サービス内容はカードによって異なるが、空港ラウンジなどゴールドカードのような機能があるということ(当然、通常のゴールドカードよりは若干劣りますが)。
- その分、年会費が他のゴールドカードと比べて安い。
といったことが挙げられます。
年会費がかかっても、若いうちにゴールドカードならではの機能を活用してみたり、ゴールドカードでラウンジを使う経験をしたりするのにもってこいのクレジットカードでしょう。結果的に必要ないなと感じたら一般カードのみで事足りますし、もしも満足したようなら通常のゴールドカードにランクアップするという手順がおすすめです。
ヤングゴールドカードの審査
ヤングゴールドカードは審査基準もかなり優し目です。カード会社としても「使ってみて欲しい」というお試しゴールドカードのような側面が大きいため、安定した収入がある20代の方でしたら、過去に未払いなどの問題があって信用情報が傷ついていない限り問題なく発行されます。
学生でもアルバイトをしていたり収入があれば申し込み可能ですが、申し込みの対象年齢は20歳以上なので大学生でいうと3年生以上になってから申し込むようにしましょう。ただし、いきなりゴールドカードを申し込むよりも他に学生専用カードを作って、クレジットカードの使用履歴を貯めてから申し込んだほうが無難です。
おすすめのヤングゴールドカード
ということで、以下、作ることをおすすめ出来るヤングゴールドカードをランキング形式でご紹介します。
1位:三井住友カード プライムゴールド
国際ブランド | VISA・MasterCard |
対象年齢 | 20歳 – 29歳 |
年会費 | 5,500円(税込)
注:2と3はいずれか片方が適応される。 最大で年会費は3,850円引きで1,650円(税込)で利用可能になる。※2021年2月支払いからはリボ払い「手数料の支払い」必須。 |
三井住友カード プライムゴールドは、三井住友カードのヤングゴールドカード。当サイトで一番おすすめできるヤングゴールドカードです。
同様の年齢制限カードとして、三井住友カード デビュープラス(対象は18歳−25歳)も発行されているが、機能は圧倒的にプライムゴールドカードのほうが圧倒的に上。
- 国内の空港のラウンジが使えるサービス。
- 高級旅館やホテルの宿泊プラン(割引あり)。
- 最高5,000万円という高いレベルの旅行保険。
- カード会員限定のゴールドカードデスクも利用できる。
- PREMIUM BRAND Avenueというプラチナカードやゴールドカードの会員限定のアウトレットサイトも利用できる。
といった具合にサービス内容に隙が見当たらない(年会費が倍かかるゴールドカードのサービスと比べてサービス内容には殆ど遜色ない)。
年会費割引サービスをフルに利用すれば、年会費が1,650円のカードとはとても思えないでしょう。
2位:JCB GOLD EXTAGE
国際ブランド | JCB |
対象年齢 | 20歳 – 29歳 |
年会費 | 3,300円(税込) 初年度無料。割引はなし。 |
国際ブランドのJCBが単独で発行するオリジナルシリーズの中でも若者向けカードであるEXTAGEシリーズのゴールドカード。
上記、三井住友プライムゴールドカードと同様に空港ラウンジ(海外のハワイ、ホノルルも)が使えたり、ゴールド会員の専用デスクが使えたり、ゴールドカードと比べると見劣りするが一般的には高いレベルの旅行保険が付いているといった特典も完備。健康や育児についての相談ができる医療相談ダイヤル(24時間利用可能)が使えるのも特徴の1つ。
ブランド力もあり、将来的に完全招待制であるJCB THE CLASSを作ることを目指すという方にも登竜門としてオススメ。
ただし、三井住友カード プライムゴールドと比べると知る人ぞ知るという面が大きいのと、5年利用した後の更新時にJCBゴールドカードへと切り替わるのですが、その前の5年以内に退会する際に2,200円の退会費がかかるのが、お試しという目的もあるヤングゴールドカードとしては嬉しくないため、2位にしました。
3位:UCカード ヤングゴールド
国際ブランド | VISA・MasterCard |
対象年齢 | 20歳 – 29歳 |
年会費 | 3,300円(税込) 初年度無料なし。 |
クレディセゾンが発行するUCカードのヤングゴールドカード。貯まるポイントは永久不滅ポイント(UC永久不滅ポイント)。空港ラウンジも使えますし(国内28の空港ラウンジ+ハワイのホノルル空港+韓国の仁川空港)旅行保険も付いています。また、UCカード Club Offという宿泊施設の優待も利用できます。
ただ、旅行保険も上の2枚に比べたら付帯額が少ないですし、ゴールドカードとしてのブランド力などの点で上の2枚と比べると、おすすめ度合いはどうしても見劣りしてしまうかも(?)。
4位:MUFGゴールドカード
国際ブランド | MasterCard |
対象年齢 | 18歳以上 |
年会費 | 2,095円(税込) 楽Payリボ払いを使えば半額。 |
MUFGゴールドはヤングゴールドカードではないのですが、実質18歳以上と他のヤングゴールドカードよりも若い年齢で作ることが出来るゴールドカードになります。一般的なヤングゴールドカードよりも年会費が安いです(国際ブランドがMasterCardのみになりました)。
なので、ヤングゴールドの枠としてご紹介します。
正直いって、機能的には空港ラウンジが使えるという他は、海外旅行保険含めて一般カードと同じくらいの機能なのですが、ブランド力のあるMUFG(三菱UFJニコス)の発行するゴールドカードで、殆どの人は年会費が安いとは知らないと思いますので、とにかくゴールドカードを作りたいという若い方にはおすすめできます。
ヤングゴールドカードの注意点と解約費がかかるもの
ヤングゴールドカードは安い年会費でゴールドカード並みのメリットが貰えるカードです。なので、上手い話には裏があるというほどではありませんが、ヤングゴールドには退会に費用がかかるものもあります。上記のうちではJCB GOLD EXTAGEは5年以内に退会した際に2,200円(税込)の解約費用がかかります。
ヤングゴールドカードからゴールドカードへの切り替え
ヤングゴールドカードは解約でなくても、決められた年齢を超えたり(29歳超がほとんど)、5年間保有し続けたりした後は、通常のゴールドカードへと移行します。
もちろん移行にあたって簡易的な1からゴールドカードに申し込むよりも審査のハードルは少ないのでスムーズに移行することが出来ます。
当然、年会費は上がるので、ヤングゴールドカードの段階でゴールドカードに移行してメリットがあるか、通常のゴールドカード分の年会費の価値があるのかどうかを考えながら使っていくのがおすすめです。