ポイント制のクレジットカードとキャッシュバック制のクレジットカードの違い
世の中には2種類のクレジットカードがあります。使った分からポイントとして還元されるクレジットカードとキャッシュバックをしてくれる(or 使うことで割引をしてくれる)クレジットカードです。
ちなみに、当サイトでは割引系のクレジットカードも、使った分からキャッシュバックされていると判断して、キャッシュバック系のクレジットカードとしています。
ポイントとして還元されるクレジットカードとは?
9割以上のクレジットカードは前者のポイントとして還元されるクレジットカードで、貯まったポイントを景品に交換する必要があります。こうなると何が問題かというと、景品の価値、価格をよくわかっていないと「本当にお得かどうかわからない」という問題が発生するわけです。
例えば、100万円分買い物をして、2000ポイントが貯まって、2000ポイントの価値がよくわからないまま、なんか良さそうな扇風機と交換したとします。あとから扇風機の価格を調べてみたら1000円でした・・・。この場合、還元率は0.1%で数あるクレジットカードの中でもかなり低めです。
つまり、カード会社からしてみれば、ポイントのお得度を誤魔化しやすいのがポイントとして還元されるクレジットカードです。厳しい言い方をすれば、情報弱者はポイント制のクレジットカードだと騙されやすいわけです。
JCBギフトカードなどに交換をすれば、1000円分のギフトカードは1000円分の買い物として使えますので還元率(=ポイントの価値)はわかりやすいです。しかし、多くのギフトカードは使い先は限られているのでよくわからない商品に使ってしまうのが関の山・・・。
何より、一々ポイントと景品を交換するの面倒くさい・・・。とにかく面倒くさい・・・。そんなめんどくさがりな方の悩みを解決してくれるのがキャッシュバックをしてくれるクレジットカードです。
キャッシュバックをしてくれるクレジットカードとは?
キャッシュバック制のクレジットカードは、還元率があらかじめ指定されていて「利用額から差し引いてくれるカード」です。例えば、還元率が1%のキャッシュバック制のクレジットカードであれば、月に100万円使ったとしたら、翌月の請求分から自動的に10,000円が差し引かれて99万円になるといった形です。
使った分が自動的に割引となって還元されたり、好きなときに利用額に還元率を掛けた額を天引き出来たり、形は様々ですが、ポイント制のクレジットカードのように、「どの商品と交換したら一番お得なのか」ということを考える手間やせっかくポイントが溜まったからなんか買おう!という無駄遣いが発生しません。
今までクレジットカードを利用してきてポイントの存在意義を失っている方や、一生懸命ポイントを貯めてきたのに無駄遣いをしてきた経験がある方はこのキャッシュバック制のクレジットカードが如何に便利かがお分かり頂けるかと思います。
溜まったポイントの利用目的がハッキリとしている方でしたら、ポイント制のクレジットカードのほうがお得なことも多々ありますが、そのようなマメな人は少ないのが現状です。なので、自分はマメではないと自覚できる方にはキャッシュバック目的でクレジットカードを作ることをオススメ出来ます。
キャッシュバック(割引)目的の方にオススメのクレジットカード
というわけで前置きが長くなってしまいましたがキャッシュバック制(割引制)を取っているクレジットカードをご紹介します。
P-oneカード(STANDARD)
P-oneカードはキャッシュバック系カード(割引タイプ)の代表格。キャッシュバックの中でも常時割引が効くタイプのカードです。請求時に「自動的に」1%割引。この1%割引はなんと公共料金や国民年金の支払いにも適応される。
面倒くさがりな人でも交換を忘れること無くお得になって、かつ、ポイントの交換先に頭を悩ませる必要もありません。
SBIレギュラーカード
SBIレギュラーカードは1000円で10ポイントが貯まり3000ポイントが貯まったら1000円のキャッシュバック、5000ポイント貯まったら3000円のキャッシュバック、1万ポイント貯まったら5000円のキャッシュバックです。
自動的にキャッシュバックが行われるわけではなく申請が必要ですが、キャッシュバックタイプのカードとしては便利です。以前まではキャッシュバックによる還元率が最高で1.2%あったので改悪があったのは残念です・・・。
ウォルマート・セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード

割引タイプのカードでいうなら、ちょっと変わり種でいうと、西友などで割引が効くウォルマートセゾンアメリカンエキスプレスカードもあります。特定の場所でキャッシュバック(割引)タイプのカードの代表格。このカードは西友、リヴィン、サニーで使えば毎日3%引きです。
通常はポイントが貯まるタイプのカードなのですが、ポイント還元率はあまり期待できないので、キャッシュバック(割引)目的に作ると良いでしょう。
>>ウォルマート・セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードの詳細はこちら
漢方スタイルクラブカード

還元率が高いことで有名な漢方スタイルクラブカードですが、実は商品の交換先には実質的なキャッシュバックであるJデポ(JACCSのキャッシュバックプログラムの名称)が用意されています。
500ポイント(2000円毎に7ポイント)が2,500円分のキャッシュバックと交換でき、漢方スタイルクラブカードの中でも最高の交換先となっています。
三菱UFJニコスVIASOカード
VIASOカードもキャッシュバックで有名なカードの1つ。さらにキャッシュバックが自動なので楽です。
1000円あたり5ポイントが貯まり、1000ポイント以上貯まれば、1年に1回、1ポイント1円で、キャッシュバックが自動的に行われます。年1回のボーナスを受け取るような感覚で使うことが出来ます。
還元率が0.5%と高くないプラス1年に1回なのが待ちきれないという方にはオススメ出来ません(上記P-oneカードのほうがオススメ)。
とにかく、「楽に」かつ「お得に」クレジットカードを使いたい方にオススメ
キャッシュバック(割引)を目的にクレジットカードを作ったほうが良い方は、とにかく楽に、なんか色々複雑な還元率の計算をしなくてもお得なクレジットカードライフが出来ることを求める人です。
中でも特に会員ページに入ってポイント管理をするのすら億劫という方は割引系のクレジットカードを作れば、自然に、何も考えずに、お得を享受することが出来ます。
「いやいや、クレジットカードを使う以上はポイント管理ぐらいキチンとやるぜ!」と意気揚々と言ってクレジットカードを作った方でも、数カ月後には「ポイント?なにそれおいしいの?」みたいなことになっているケースが多々ありますので、自分の胸に手を当てて、そうなる可能性がある方はぜひ一度キャッシュバックを目的としてクレジットカードを選ぶことも考慮してみてください。