マイルとはマイレージの略。決してマイレージはマイルの上級版などではありません(勘違いしている人に会ったことがあります)。
マイルの元来の意味はアメリカやイギリスで使われている長さの単位で、日本では飛行機に乗って移動をする際に、その移動距離に合わせて付与されるポイントのことです。
一方で、実際に移動をしなくても、クレジットカードを使うとマイルで還元される航空系のクレジットカードサービスも出てきたため、飛行機に乗らなくてもマイルは貯まるようになってきました(このような飛行機で移動しないでマイルを貯める人を陸マイラーといいます(読み方は「オカマイラー」で「リクマイラー」ではありません))。
マイルってどのくらい貯めたら、どのくらい移動できるの?
今までマイルの存在は知っていたけど、実際にクレジットカードを使ってマイルを貯めようとは思ってこなかった方もいらっしゃるかと思いますので実際にどの程度使えば、どの程度の移動が出来るのかをシュミレーションしてみましょう。
ポイントとなるのは、少しの金額であってもクレジットカード払いをすることを徹底することで、そのことを前提にしてシュミレーションをしてみます。使うカードは還元率が業界平均の1%カードを考えます。
月に10万円の支出を全てクレジットカードで支払った場合、ひと月で貯まるマイルは
100,000円×0.01=1000マイル
です。これを1年間続ければ貯まるマイルは12,000マイルになります。この1万2000マイルというのは、東京から大阪(約1万マイル)や沖縄、ソウル(約1万2000マイル)にも行くことが出来るマイルです。※航空会社によって違いがあります
これをマイルの有効期限の3年間貯めると3万6000マイルで、グアムにも行くことが出来ます。
もちろん、貯まった分は途中で他のものに交換したり、貯まった分だけマイルで支払って差額を現金やクレジットカード払いすることも可能です。
月に10万円の支払いでしたら、公共料金や携帯電話など諸々の支払いを全てクレジットカードに集約すれば一般的なご家庭でも決してムリな額ではないでしょう。たまにある大きな支出ももちろんクレジットカード払いでボーナス的に貯めてしまうのも◎。
マイルの注意点
上記シュミレーションでも「有効期限の3年間」という記述をしましたが、JALとANAのマイルの有効期限は最長で3年間になります。
また、最低交換レートは現在、JALが1000マイルから、ANAが3000マイルからとなっています。となると、ANAの場合は3年間で3000マイルを貯めないと、それまで貯めていた分もなくなってしまうことになるので注意をしましょう。
とはいえ、3年で3000マイルなので、上記の1%のクレジットカードで考えれば、3年間で30万円の支払いをクレジットカードですれば大丈夫ということです。年間換算にすると10万円の支払い、敷居は高くないことがおわかり頂けると思います。
兎にも角にも、このことを知らずに泣く人が多いので有効期限にだけは注意をしておきましょう!