信頼と安定のスタンダードビジネスカード
三井住友カードといえば、通常のクレジットカードでも有名ですが、より信頼性が求められるビジネスカードとしてもブランドが確立しています。ここではクラシックとゴールドをまとめて解説していきます。
申し込み資格は使用者が20名以下の法人です。申し込むためには法人口座が必須となっています。
三井住友ビジネスカードの年会費
三井住友ビジネスカードの年会費は、通常の三井住友ビジネスクラシックカードは1,250円(税別)、パートナー年会費(従業員などに配布する分の年会費)1人400円(税別)かかります。三井住友ビジネスゴールドカードは10,000円(税別)、パートナー年会費は2,000円(税別)です。
ETCカードはクラシック、ゴールド共に初年度は無料、次年度は1回使えば無料、使わなかった場合には500円(税別)がかかってきます。これはETCカードを複数発行した中で、1枚を1年に1回使えば無料になるというわけではなく、カードごとに1回使ったら無料というシステムになっているのでご注意ください。
三井住友ビジネスカードのポイント制度
三井住友ビジネスカードでも通常の三井住友カードと同様にVポイントが貯まります。
1,000円で1ポイントが貯まり、クラシックカードは1,100ポイントで5,000円分のVJAギフトカードと交換(還元率0.45%)、ゴールドカード、プラチナカードは1,000ポイントで5,000円分のVJAギフトカードと交換(還元率0.5%)できます。
通常の三井住友カードのように使えば使うほどランクが高くなってポイントが溜まりやすくなるような制度はビジネスカードにはありません。
発行 | 年会費 | 年会費無料条件 | 国際ブランド | 海外旅行保険 | 国内旅行保険 | ショッピング保険 |
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三井住友 | クラシックは1,250円(税別)。 ゴールドは10,000円(税別)。 | なし | VISA、MasterCard | クラシックは最高2000万円(利用)。 ゴールドは最高5000万円(利用付帯と自動付帯で条件が異なる)。 | クラシックはなし。 ゴールドは最高5000万円(利用付帯と自動付帯で条件が異なる)。 | クラシックは年間最高100万円(海外のみ)。 ゴールドは年間最高300万円(国内・海外)。 自己負担額は両者とも3,000円で購入後90日間の補償。 |
還元率(%) | ポイントの種類 | 追加カード年会費 | ETCカード |
---|---|---|---|
クラシックは0.45%。 ゴールドは0.5%。 | ワールドプレゼントポイント | クラシックは400円(税別)。 ゴールドは2,000円(税別) | 通常1枚500円。初年度無料、年間1回使えば次年度は無料。 |
三井住友ビジネスカードの各種サービス
三井住友ビジネスカードのサービスはクラシックが基本で、ゴールドになるとサービスが追加される形です。海外旅行保険やラウンジなどの一部サービスを除き、基本的なサービスはクラシックで網羅されています。
出張サポート
- プラスEXの利用が可能・・・東海道新幹線の東京~新大阪間でネット予約とチケットレスのサービスが利用可能。
- VJデスク・・・旅行の際に日本語でトラベルをサポートしてくれるサービス。
- エアライン&ホテルデスク・・・航空券やホテルの予約を代行。格安航空券の手配も(近畿日本ツーリストのサービス)。
- ハーツレンタカー、バジェットレンタカーの優待・・・基本10%オフに。
- ビジネス用じゃらんnetビジネスカード限定サービス・・・じゃらんnetで三井住友ビジネスカード会員限定のプランを用意。
- 航空券チケットレス発券サービス・・・ANA・JALの国内航空券をチケットレス予約と発券をしてくれる法人限定サービス。
VJデスクなどは一般カードでも利用できるサービスですが、じゃらんnetや航空券のサービスは三井住友ビジネスカード限定のサービスになっています。
ビジネスサポートパック
- オフィス用品デリバリー・・・アスクルが提供。
- 国際エクスプレス輸送割引・・・DHLジャパン株式会社の国際エクスプレス便を日本からの輸出時に優待価格で利用可能。
- レンタカー優待・・・日産レンタカーとタイムズレンタカーの営業車を優待価格で。
- 引越割引・・・アート引越センターの引っ越しが基本料金20%割引、ダンボール最大30箱サービス。
ビジネスサポートパックは三井住友ビジネスカード限定のサービス。特に引っ越し割引などはお得。
その他
- Visa ビジネスオファー・・・VISAの法人カード限定の様々な優待などが用意されている総合プラン。
- Visa ビジネスグルメオファー・・・VISAの法人カード限定のレストランが指定された優待価格で利用できるプラン。
- VJタクシーチケット・・・タクシーチケットが発行可能。接待にも利用可能。
- 福利厚生代行サービス・・・国内外1,000ヶ所のスポーツクラブ、人間ドック、健康診断が優待価格で受けられ、福利厚生に使えるサービス。
- 国内ゴルフエントリーサービス・・・国内のゴルフサービスの予約を代行してくれるサービス。
- 財務会計システムデータ連携サービス・・・財務会計システムの勘定奉行とのデータ連携サービス。
特に福利厚生代行サービスは経営者の方であれば便利に使えるサービスで、三井住友ビジネスカードの強みの一つ。
三井住友ビジネスクラシックカード(通常)と三井住友ビジネスゴールドカードの違い
上記の各種サービスは基本的にクラシックカードも、ゴールドカードも付帯しています。
両者の違いは、
- 年会費(ETC含む)
- ポイント還元率(ゴールドのほうが多少高い)
- 利用限度額
- 旅行保険の付帯額
- ラウンジ利用の可否
です。
年会費は上記の通り(クラシックは1,250円、ゴールドは1万円)。
ポイント還元率は、クラシックカードは0.45%、ゴールド(プラチナも)0.5%なので多少ゴールドのほうがポイントは貯まりやすいです。ただ、あくまで「多少」なので、年会費を取り返すことができるような還元率ではありません。
利用限度額の目安はクラシックは20万から150万円、ゴールドは20万から300万円となっていますから少額しか使わないのか否かで申し込むカードが変わってくるでしょう。
旅行保険は、クラシックカードは海外旅行保険のみで最高2000万円(利用付帯)、ゴールドカードは国内、海外共に最高5000万円(自動付帯だと傷害死亡が最高1000万円、利用付帯だと最高5000万円)付帯しています。
また国内28空港のラウンジが使えるのはゴールドのみです。
もちろん、会社、個人事業主としてゴールドカードを持ちたいという方でしたらゴールドですが、サービスだけで比較するなら月々の利用限度額はどのくらいか、旅行保険を高額で付帯するかどうか、空港ラウンジを使うかどうかが境目となるでしょう。
ちなみに、ここでは紹介していませんが、プラチナカードだと年会費は5万円(他1人5,000円)ですがより多くの空港ラウンジが使えるプライオリティパスやコンシェルジュサービスなどの各種サービスが利用できるようになります。
三井住友ビジネスカードのまとめ
三井住友ビジネスカードは、「セキュリティーがしっかりした信頼度が高いビジネスカード」です。
サービスに派手さはありませんが(悪く言えば地味ですが)、三井住友カードはそのセキュリティの高さは高く評価されています。
三井住友ビジネスカードの作り方・申し込みフロー
- 公式サイトからクラシック、ゴールド、プラチナの券種を選択
- 各種情報の入力
法人名、代表者氏名、代表者の自宅住所、電話番号、資本金など。
- あとラク申込書が到着&返送
- 入力した情報であらかじめ申し込み書がある程度埋められていますので、残りの法人口座の情報などを記載して返送しましょう。
- 審査
- あとラク申込書が三井住友に到着してから審査開始です。
- カード発送
- 3週間程度で発送となります(あとラク申込書の到着まで1週間、返送後審査&カード発送まで2週間)。通常の三井住友カードのように早い発送ではないので時間に余裕を持って申し込みましょう。
