ボーナスポイントが多いクレジットカード
メインとしても十分に使えるカードの定番のライフカード、その魅力はボーナスポイントの多さにありました。
ところが、2017年に改悪が行われ、その魅力も薄まっています。ポイント目当ての方でしたら、他のクレジットカードを作ったほうが良いでしょう。
具体的な改悪ポイントは以下の通り。
- 誕生日月のポイントが5倍だったのが3倍に。
- 楽天Edyやnanacoへのチャージポイントがなくなった。
- ANAマイルへのポイント還元率が改悪。
- Gポイントへのポイント還元率が改悪
ユーザーにとってはかなりの痛手です・・・。
ライフカードのボーナスポイント一覧表
ライフカードのボーナスポイントは以下の種類があります。
ボーナス名 | 詳細 |
---|---|
新規入会ボーナス | 入会1年目はポイントが1.5倍になります(1000円で1.5ポイント)。 |
お誕生日月ボーナス | お誕生日の月にはポイントが5倍になります(1000円で5ポイント)。 |
ステージ別ポイント | 年間50万円の使用で次年度のポイントが1.5倍になります(1000円で1.5ポイント)。 また、年間200万円の使用だと次年度のポイントは2倍になります(1000円で2ポイント)。 |
スペシャルボーナス | 50万円使ったら300ポイントが貰えるボーナスです。 |
1ポイントあたりの価値はどのくらいなのか
ライフカードの特徴であるボーナスポイントですが、そもそもとして1ポイントあたりの価値はいくらなのかを考えてみましょう。
ポイントが交換できるものは様々ですが、ここでは使い道がわかりやすいQUOカードで考えます。
ライフカードの場合、1000ポイントを貯めると5000円のQUOカードが貰えます。
(1800ポイントで1万円分のQUOカードと変えることが出来るので貯めてから一気に変えたほうがお得ではあります)
さらに、ポイントレートは通常のポイントだと1000円で1ポイント。
よって、5,000円のクオカードを貰うために必要となる買物で使用する金額は、1000×1000=1,000,000円(100万円)です。
還元率は5,000(円)÷1,000,000(円)×100=0.5(%)です。
以下、これを基準にしてボーナスポイントを見ていきたいと思います。
ライフカードの最初の魅力、入会後1年間のポイントは1.5倍のプログラム
ライフカードのまず第一にの魅力としてこの入会後の1.5倍のプログラムが挙げられると思います。
1000円を利用したときに1.5ポイントが貯まる、ということです。
これを上記の例で5000円のクオカードと交換するための金額で考えてみましょう。
1000ポイント貯めるために必要な金額は
x:1000=1000:1.5
x=1000×1000÷1.5≒666,667円(小数点以下繰り上げ)
です。よって入会時1年目の還元率は
5000(円)÷666,667(円) ×100=0.74(%)
となります(ここではわかりやすくするため他のボーナスポイントは一切加味していません)。
誕生日月のポイントは3倍
ライフカードの魅力として1番大きいのは誕生日月のポイント5倍でした。以前は誕生日の月に自分へのご褒美を買う際にライフカードを使えば一気にポイントが貯まるので誕生日月専用のカードとして作る方も多かったのですが、現在は3倍で魅力は半減です。
例えば、誕生日に5万円使ったとすると、通常だと1,000円で1ポイントなので、50ポイントが貯まることになります。
でも誕生日の月だと、同じ5万円を使ったとしても1,000円で3ポイント貯まるので、150ポイントが貯まります。
5,000円のクオカードを貰うためには1,000ポイント(約33,333円の買い物で貯まる)が必要なので、還元率は、
5,000(円)÷333,333(円)×100=1.5(%)
となります。改悪前までは2.5%だったのですが、1.5%だと1ヶ月限定のボーナスポイントとしては旨味が少ないかなと思います。
ちなみにお誕生日月には新規入会ボーナスと下記ステージ別ポイントは同時に使うことはできません。
ステージ別ポイントについて
初年度のボーナスポイントが目立つため、次年度からはお得度が下がりますが、年間利用額によっては還元率を維持できます。
- 年間50万円の使用で次年度のポイントが1.5倍。
- 年間200万円の使用だと次年度のポイントは2倍。
というステージ別ポイント制度があるからです。
年間50万円以上使っていたら次年度のポイントが1.5倍ということは、初年度から年間50万円以上使っていたら2年目もポイントは変わらず1.5倍ということです。年間50万ということは月に4-5万円、メインカードとして活用されるなら十分可能だと思います。
月に5万円の支払いにライフカードを使った場合
上記のボーナスポイント一覧を整理するために月に5万円を12ヶ月使った場合を考えてみましょう。(ややこしいので計算式はぶっ飛ばして結論だけ読んでも良いと思います)。誕生日の月は仮に8月としておきましょう。
年間使用額は
50,000(円)×12ヶ月=600,000円(60万円)
です。
まず初年度はポイントが1.5倍ですから(1000円で1.5ポイント)60万円を使用すると
1000(円):1.5(ポイント)=600,000(円):x(ポイント)
x=600,000×1.5÷1000=900ポイント
が貯まる計算になります。
ただし、年に一回、誕生日月だけはポイント制度が別なので、誕生日月のポイントは引いて
900-(900÷12)=900-75=825(ポイント)
これが誕生日月の8月を除いた11ヶ月で貯まるポイントになります。
除いた誕生日月はポイントが3倍なので(1,000円で3ポイント貯まるので)
1000:3=50,000:x
50,000×3÷1000=150(ポイント)
これを先ほどの11ヶ月分のポイントと合わせて
825(ポイント)+150(ポイント)=975(ポイント)
これが一年で貯まるポイント、
さらにスペシャルボーナスとして年間50万円の使用だと300ポイントがボーナスで貰えるので
975(ポイント)+300(ポイント)=1,275(ポイント)
これがライフカードで初年度、月に5万円×12ヶ月使った場合に手に入れることが出来るポイントです。
ポイントをクオカードに変える場合のレート(1000ポイントで5000円分のクオカード)で還元率を計算すると
1,000(ポイント):5,000(円)=1,275(ポイント):x
x=6,375(円)←1年間で貯まる1,275ポイントの価値
よって
6,375(円)÷600,000(円)×100=1.0625≒1.1(%)
が月に5万円の支払いをした場合の還元率になります。
ちなみに、翌年度も新規入会ボーナス(ポイント1.5倍)がなくなる代わりに、ステージ別ボーナス(ポイント1.5倍)が適応されるので、貰えるポイントは変わりません。
実際は、誕生日月にはよりたくさんの買物をライフカードですることになると思いますが(誕生日ボーナスを忘れないように・・・)。
総評
期間的にも長く使うとお得になりますが、兎にも角にも改悪が行われてしまったのが残念。
誕生日月のポイント5倍はそれだけのために使っていた人が大勢いたでしょうからしょうがないとしても、楽天Edyとnanacoのチャージの際のポイントまでなくなってしまっては魅力が大分下がります。
これから継続されるのかも怪しくなってきたので、現状ではおすすめできません。
発行 | 年会費 | 年会費無料条件 | 国際ブランド | 海外旅行保険 | 国内旅行保険 |
---|---|---|---|---|---|
ライフカード | 完全無料 | 完全無料 | VISA/Master/JCB | なし | なし |
還元率(%) | ポイントの種類 | ポイント交換可能値 | 電子マネーチャージ |
---|---|---|---|
0.5~ | 専用のポイント | 300P | 楽天Edy,nanaco(JCBのみ),モバイルSuica,SMART ICOCA |
