ポイントが貯まるリボ払い専用カード
JCB CARD R(ジェーシービーカードアール)はJCB CARD WなどのJCBオリジナルシリーズから登場したリボ払い専用カード。ポイントは貯まりやすいのですが、あくまでリボ払い専用カードなので、クレジットカードに慣れていない方、リボ払いの仕組みがわからない方には全くおすすめ出来ません。
このカードを使いこなせるのはかなりの上級者です。
ポイントは通常のJCBカードの4倍貯まりますが、あくまでリボ払い手数料がかかった上でのポイント還元率なので、リボ払いをうまく使いこなせる方のみ作るようにしましょう。
発行 | 年会費 | 年会費無料条件 | 国際ブランド | 海外旅行保険 | 国内旅行保険 |
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JCB | 完全無料 | 完全無料 | JCB | 最高2000万円(利用) | なし |
還元率(%) | ポイントの種類 | 電子マネー | ETCカード | 家族カード |
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通常1−2%(提携店では2倍から5倍) | Oki Dokiポイント | QUICPay(追加カード) | 無料 | 無料 |
JCB CARD Rの年会費
JCB CARD Rの年会費は完全無料です。
ETCカードや家族カードも発行可能ですが、それらも年会費は一切かかりません。
その代わりと言ってはなんですが、利用残高に応じてリボ払い手数料がかかる点はご注意ください。
JCB CARD Rはリボ払い専用カードで初月手数料無料がないので実質一括払いも不可
JCB CARD Rはあくまでリボ払い専用カードです。
他のクレジットカードのように一括払いは選択できません(店頭で支払う際には一括払いとして申告して、裏でリボ払いとして処理されます)。JCB EITカード(支払い名人)のように実質一括払いにすることもできません。
リボ払いは月々の支払い額は一定になるという仕組みですが、毎月の元金に加えて、その月の利用残高に手数料率をかけて算出された手数料をまとめて支払う仕組み、つまり、毎月の負担は減りますが、普通に一括払いするよりも多くの金額を払うという点には十分ご注意ください。
毎月いくら支払うの?
毎月支払う一定の金額(元金)は残高によって変わってきます。以下の金額に加えて手数料(実質年率15%)がかかってきます。
- 残高10万円以下(ゆとりコース)・・・5,000円
- 残高10万円超50万円以下(ゆとりコース)・・・1万円
- 残高50万円超100万円以下(ゆとりコース)・・・1万5000円
- 残高100万円超(ゆとりコース)・・・2万円
- 残高10万円以下(標準コース)・・・5,000円
- 残高10万円以下(標準コース)・・・10万円超10万円毎に+1万円(e.g.残高30万円なら2万5000円)
例えばゆとりコースで、残高が10万円だった場合、手数料は1,273円(丁度31日の期間を考えます)で、元金5,000円と合わせて6,273円を支払うことになります。翌月は残高が95,000円で同様の計算をして弁済です。
JCB CARD Rのポイントシステム
JCB CARD Rで貯まるポイントはJCBカードで貯まるポイントのOkiDokiポイントです。
JCBオリジナルシリーズでは基本的にポイントが1,000円で1ポイント、1ポイントあたりの価値は5円(交換商品による)というのがデフォルト。スターバックスカードへのチャージなどだとポイント還元率はMAXになります。
JCB CARD RはここからJCB CARD Rの利用分として1,000円につき1ポイント、さらに、リボ払いで手数料がかかったとき(支払額が決まった後に繰り上げ返済を行わずにリボ払い手数料がかかったとき)1,000円で2ポイントが貯まり、合計1,000円で4ポイントが貯まります(還元率は最大2%)。請求が決まった後に繰り上げ返済を行った際には合計1,000円で2ポイントが貯まります(還元率は最大1%)。
つまり、カードを利用すれば最低でも1,000円で2ポイント、1%の還元率は確実に貯まるということになります。これはJCB CARD Wと同じ還元率です。さらに、リボ払い手数料がかかる際にはポイントが倍になり、1,000円で4ポイントが貯まるという仕組みです。
当然、リボ払い手数料がかかるのでいくらポイント還元率が高くてもお得とは言えませんが、うまく資金繰りが出来る方、リボ払いが必要な方ならお得に使いこなせるカードではあります。ただし、リボ払いを使いこなせそうにないような方は最初から一括払い可能なJCB CARD Wを作って還元率常時1%のメリットを享受したほうが良いでしょう。
いくらポイントが貯まってもそのポイントが手数料より貯まることは決してありません。それは以下のポイントアップ店を利用しても同様です。
JCBオリジナルシリーズのポイントアップ店
JCB CARD RでもJCBオリジナルシリーズのボーナスアップ店でのボーナスポイントはもらえます。
Amazonやセブンイレブンだと3倍、昭和シェルだと2倍、ライトオンで3倍、事前に登録が必要ですが、スターバックスカードへのチャージだとなんとポイントは10倍です。
JCB CARD Rは通常の支払いでもボーナスポイントが付くのでわかりにくいのですが、例えばAmazonで買い物をした場合、1,000円の買い物だと、基本ポイントが1ポイント、JCB CARD R利用分1ポイント、ショッピングリボ払い手数料2ポイント、ここにさらに3倍分(2ポイント)のボーナスが加算されて、合計1,000円で6ポイントが貯まるという計算です。
また、他のJCBオリジナルシリーズ同様にインターネットショッピングではオンラインショッピングモールのOki Dokiランドが利用可能なのでこちらを経由してネットショッピングをすることで楽天市場やYahoo!ショッピングなどでポイントはアップします。
JCB CARD Rの旅行保険
JCB CARD Rには旅行保険として海外旅行保険が最高2000万円付帯します。利用付帯なので、事前にJCB CARD Rで登場する公共交通乗用具、またはツアー代金などを支払う必要があります。
つまり、リボ払いをしなくては旅行保険が付帯しないということなので、自動付帯のカードが作れる方はそちらのほうが良いかも?
国内旅行保険は付帯していません。
JCB CARD Rのショッピング保険
JCB CARD Rには海外でのショッピングガード保険(JCB CARD Rで購入した物品の盗難や破損に対する補償)が100万円まで付帯しています。
JCB CARD Rのまとめ
JCB CARD Rを作って良い人は、リボ払いという支払い方法をしっかりと理解している方、毎月の支払額を一定にする代わりに手数料を支払うということを理解している方なら作って良いカードです。
ただし、繰り返しになりますが、理解していない方はいくらポイント4倍貯まっていても、
JCB CARD Rの作り方・申込みフロー
- 公式サイトから申し込み
- オンラインからしか申し込めず、申込みにはオンラインから口座を設定することが必須(郵送で口座は設定できない)。インターネットバンキングの契約カードやキャッシュカードを手元に用意しておきましょう。
- 規約に同意後、各種情報を入力
- ETCカードや家族カードも同時に申し込めます(到着は別)。
- オンラインで引き落とし口座の設定
- みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、各種地方銀行など各種銀行をインターネットで数分で引き落とし口座として設定することができます。
- クレジットカード発行
- 申し込みから約1週間で発行されます。
