最高峰のクレジットカードといえばコレ
ダイナースクラブカードと聞けば、誰もがハイステータスなクレジットカードだとわかるほどブランディングされたクレジットカード。
年会費は2万2,000円(税別)です。これを高いと思うか、安いと思うかは本当に人それぞれなので、以下のサービス一覧を見て考慮してみてください。
普通のクレジットカードでいうと一般カードの分類なのでしょうが、ゴールドカード以上のプラチナクラスのカードとして認識されています(完全招待制のプレミアムカードはブラックカード)。
発行 | 年会費 | 年会費無料条件 | 国際ブランド | 海外旅行保険 | 国内旅行保険 | ショッピングガード保険 |
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ダイナースクラブ | 22,000円(税別) | なし | DinersClub | 最高1億円(5000万円【自動】/5000万円【利用】) | 最高1億円【利用】 | 90日間のショッピング保険で年間最高500万円(自己負担額は1万円) |
還元率(%) | ポイントの種類 | ETCカード | 家族カード |
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0.4% | ダイナースクラブ リワードプログラム | 無料 | 年会費5,000円(税別) |
申込資格の基準
審査基準として公式に記載されているのは、27歳以上ということだけ。
通常であれば「安定した収入」などの記載があるものですが、ダイナースクラブカード級のステータスでそんな記載すらないのはなんだか貫禄すら感じさせます。笑
27歳という年齢以外記載されていないのは申し込む側としては困ってしまうのですが、年収の目安としては大体500万円以上で、これまでのクレジットカードヒストリーに問題がなければ通過すると言われています。これはシティグループに買収される前と比べたらかなりハードルは下がっています(イメージはそのままなのがさすが)。
利用額に上限がない?
ダイナースクラブカードの大きな特徴の1つとして公式サイトでも特徴のトップに記載されている利用額に一律の上限が設けられていないことが挙げられます。
ただし、この上限が設けられていないというのは利用限度額が無限ということではありません。実際のところは年収に応じてクレジットカードの利用はストップします。決して無限の富を手に入れることが出来るわけではありません(笑)。本当に利用限度額が設けられていないのであれば、いくら信用の高い会員を集めているとはいっても、年収500万円なのに1億円使って悪用しようとする人が出てきて、ダイナースカード側が大損害を被ることも考えられます。
なので、一般的なクレジットカードのように、ずっと限度額は50万円までといった「一律の」限度額が定められていないだけ。カードの利用状況に応じてストップはされるので覚えておきましょう。
ダイナースクラブカードのポイントプログラム
このクレジットカードほど、ポイントという言葉が似合わないクレジットカードもない気がしますが、ポイント制度は存在します。その名をダイナースクラブ リワードポイントです。
貯まるポイントは100円で1ポイント。1ポイント1円分というわけではなく、例えば使い勝手の良いAmazonギフトカードへの交換は5,000ポイントで2,000円分のギフトカードとの交換になります。この際の還元率は0.4%です。
正直いって、決してポイント還元率は高いとは言えませんが、ポイント目当ての方でしたら他のクレジットカードを作りましょう。2,000円のギフトカードのために躍起になる方は作ったらいけないクレジットカードです(笑)。
当然公共料金の支払いにも利用できますが、ヤフー公共料金の支払いや東京電力を始めとした各種電力会社の支払いでは200円で1ポイントになります。
ANAスカイコインに移行する場合は、リワードポイント1,000ポイントがスカイコイン400コインになります。
洒落ているダイナースクラブカードのグルメ優待
ダイナースクラブカードでは保有者に数々の優待があります。そのどれもが他のクレジットカードとは一線を隠してお洒落です。
例えば、2人以上でご飯を食べたら1人分は無料になるといった優待もあります。これだけで年会費の元が取れてしまうのがダイナースクラブカードの強み。
なんでこんなことが出来るのかというと、ダイナースクラブカードを保有しているようなステータスの高い人を集めたいお店は優遇して一度試してもらいたいと思っているからです。遠慮無く使っちゃいましょう。
他にも予約が難しい料亭の予約も代行してくれる、一部のお店では予約を代行してもらって、さらに当日はカードの提示もサインも必要なく決済できる(パーティーとかで支払いの手間がない)というような優待もあります。
ダイナースクラブカードの旅行サービス
ダイナースクラブカードには対象がハイクラスな方々なカードなので多数の海外サービスが付与されています。
海外旅行保険と国内旅行保険
海外旅行保険、国内旅行保険共に最高1億円の保険が付いています。この辺りは流石です。
注意したいのは海外旅行保険は半分(最高5000万円分)が自動付帯、もう半分(最高5000万円分)が利用付帯である点。国内旅行は1億円全てが利用付帯です。
高い旅行保険をフルで使いたい場合は旅行ツアーや飛行機代をダイナースクラブカードで支払うようにしましょう。
空港ラウンジが国内外1,000ヵ所以上利用可能
国内、海外ともに空港ラウンジも高いレベルで利用出来ます。その数はなんと国内28空港46ラウンジ、国内外1,000ヵ所以上のラウンジが使えます。航空会社系のVIPラウンジも含まれているのが嬉しい。
使えるラウンジのラインナップとしてはかなり優れているクレジットカードです。
帰国時に空港から指定場所への手荷物宅配が無料
さあ帰ってきた、でもここからが疲れる・・・そんなときに役立つのが手荷物の宅配サービスです。
空港で行われているサービスなのですが、普通に申し込むと1個2,000円程度(成田から関東の場合)かかります。ダイナースクラブカードを持っていれば、帰国時限定ではありますが、空港から指定の場所までの手荷物宅配サービスが1個無料です。対象となるのは成田空港、羽田空港、関西国際空港、中部空港です。
大きさは3辺の和が160cm以下の荷物、また30万円を超えるものや生鮮品、貴重品は宅配不可です。
その他
その他にも、空港までのタクシー割引サービスや2区間の特急列車のサービス、出発前日のホテルを用意してくれるサービス(50万円以上のツアー代金や航空費をダイナースクラブカードで支払うことが条件)など手厚いサービスが付いています。
ショッピングリカバリー保険
ショッピングリカバリーとはダイナースクラブカードのショッピング保険。ダイナースクラブカードで購入した商品が盗難や損害を被った際に補償をしてくれるサービスです。
そのショッピングリカバリーは最高500万円分付いています。
VIPなダイナースの会員限定イベント
ダイナースでは会員限定でイベントが多数用意されています。
過去には人気列車「或る列車」を貸しきっての旅や、京都のお茶屋で舞妓さんの舞を鑑賞でき(お座敷遊びも)、さらにミシュランの料理も味わえるような旅など、様々なVIPな催しが開催されていました。
ダイナースクラブ プレミアムカード
ダイナースクラブカードの上位版としてダイナースクラブプレミアムカードという特別中の特別なクレジットカードが用意されています。これは完全に招待制なので、ダイナースクラブカードを1年以上使ってからインビテーションが来るのを待ちましょう。
基準は公開されていませんが、年間300万円以上利用した方にインビテーションが来るケースが多いようですね。年会費は13万円というクレジットカードですが、2大ブラックカードの一角を担うカードなのでそれもやむなし。
- ポイントが通常のダイナースクラブカードの2倍。
- プレミアム専用のコンシェルジュデスク。
- 2名以上で予約すれば1名が無料になるサービスの対象店舗増加。
- 銀座のど真ん中にある専用VIPラウンジの利用権利。
などなど様々な特典が追加されます。
ダイナースクラブカードのデメリット
ダイナースクラブカードのデメリットといえば、やっぱり使えるお店が他のクレジットカードと比べて少ないことでしょう。国際ブランドがDinersで使えるお店は、特に個人店を中心に少ない形です。
また、使いこなせる人には、(ダイナースクラブカードに適切な表現かはわかりませんが)すごくお得なクレジットカードである一方で、使いこなせない人には全く必要がないクレジットカードだとも言えます。
会員限定サービスなどは最初のうちは使うのが怖いですが、作るならご自身もVIPの仲間入りだという自覚を持ってどんどん利用していきましょう!
ダイナースクラブカードの作り方・申し込みフロー
- ダイナースクラブカードの公式サイトから申し込み画面へ
- 基本情報の入力
- 特に迷うことはなく入力できるかと思います。年収はデフォルトで500万円になっているのがダイナースクラブカードらしい。
- オンライン口座設定
オンライン口座設定の対象の口座は↑の通り(三井住友、三菱UFJ、みずほ、りそな、ジャパンネット、住信SBIなどなど)。ここに載っていない銀行口座を引き落とし口座として設定する場合は郵送のみです。郵送での設定も可能ですが、オンラインで口座設定を完了すると、カード到着が早くなります。
- 本人確認書類のアップロード
- こちらも郵送での設定も可能ですが、オンラインでアップロードするとカード到着が早くなります。
- DinersClubによる審査
- 審査は一般的なカードよりも長く1週間くらいはかかります。そこから発送準備へととりかかるのですが、ここでも多少時間がかかります。
- カードの発送&到着
- オンラインで設定した場合はカード到着まで2~
3週間ほど、本人確認書類を書類返送という形で送付した場合は書類返送までの時間にも寄りますが、20日以上掛かっている方もいるようですのでお急ぎの方はご注意ください。
